2003年3月14日(金) ライブ考

 

さてさて、実際のところ 
「自分で作った歌を人前で聞かせる」ってのは、 
深沢七郎風に言えば「異常神経」なのであろう。 
誰にも頼まれてないしね。ということで、 
この日記でこれまでおちょくったり、批判したものごと 
とあんまし変わらないじゃん、みたいな。 
それはそうと自分の場合、大概曲順とかステージの構成とか 
ほぼなんにも決めずに当日を迎えるのが通例となっている。 
このへん一人身の気軽さプラス、マーキーさんの鷹揚さプラス 
自分のずぼらさなどが、あいまってそうなっているわけだが、 
まあ、なんといってもいちばんでかいのは、 
繰り返しあちこちで述べたように「作風がバラバラ」なところだ。 
でまた、マーキーさんのブッキングもその都度全然雰囲気が違う。 
なので、曲順によっては、のっけからお客様、帰りまくりってなことが 
充分起こり得る。ま、この経験は自分だけじゃないと思いますが。 
「かくあらねばならぬ」ってな信念みたいなもんはあまり持ち合わせていないので 
その場その場に応じてふらふらしていたいわけですね。 
すいません正直、客席に女性客しかも若め、みたいな層を多く見かけた場合、 
ついつい「やけくそタコ社長」とか「俗物ブルース」とかは 
後回しにしてしまいがちな自分がいました。ほんとすいません。 
そういや最近「じいさん天国」とか「村のブルース」とか 
その手のものもあんましやってませんでしたし、またその手の作風のもの 
を作る機会もめっきり減ってきました。こりゃ一種の堕落なんでしょうか? 
ま、いいや。でもまあ、その手の作風を期待してる方への 
ちょっとしたジャブといたしまして、NSPばりのスリーフィンガーばりばり 
叙情派フォークも最近作りましたし、はたまた、拓郎フリークが激怒するかも 
しれない「イメージクラブの詩」ってのもあります。 
これ正直、どっちもやるのが恐いや。次回日和ったらごめんなさい。

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