2003年3月17日(月) 心にもないことを
そう、そもそも「心にもないこと」を書く、ってことから
おれのネット上での作文活動は始まったのだ。
要するにパチンコ屋のホームページで、「煽り」放送ならぬ、
「煽り」カキコをガンガンやってた、というかいまでもやってるわけだ。
ただ、「全部うそ」というわけではない。
景気のよさそうな営業が展開されそう、あるいは景気のよい営業が展開された、
といった場合はここぞとばかりにゴージャスかつパワフルかつアグレッシブな
攻撃的文章をこれでもかこれでもかと書きたてた。
そうでない場合は、適当な世間話でお茶を濁したりもした。
いずれにしても「テキトー」な感じなわけだ。
だいたいパチンコってものじたいが、四大元素にくらべればかなり
テキトーな存在なので、石部金吉の業務連絡みたいなものを書いたって
全くの無駄なのだ。ということで、出玉の数、とか台の番号とか、性能とか
そのような基本情報以外は全て嘘八百で固めた。
当然「ゴト師が来ておお暴れ」みたいなことがあってもおくびにも出さない。
2ちゃんで店名実名でたたかれても全く意に介さない。
とにかく出来得るかぎり現実離れしたことを書き殴るのだ。
なので、文章を書くにあたっての「自由度」は少ない。
だいたい「ですます」調ってのが、最初なかなか慣れなかった。
ところが、「自由度」の少ない「ですます」調ってのも、
ある意味けっこう書いてて面白いのではないか、とだんだん思えてきた。
つーか面白いのである。否、面白かった。
というのも行政との綱引きが大体5、6年周期で繰り返される業界なので、
いまは「できるだけおとなしくしよう」という時期なのだ。
警察が「表現規制」に走っているのだ。発端は「万枚」でるスロットだ。
これはけしからんってな寸法なわけだ。ただ許認可したのは自分らなので、
あんまし本質的なことは言えない。ならば周辺から攻めるぞー
とばかりに最初のとばっちりは我々ホール業界に向かうのである。
歴史は繰り返すってやつですね。なので別段驚きもしないし、
腹も立たない。いまはこの「表現規制」のなかで、いかに
つっこまれずに「煽る」かをあれこれ思案中である。