2003年3月2日(日) きょうびの遊技台はなんなのだ。
とにかく言うこと聞けよってなもんだ。
一応ことわっておくと、こちとら店側の人間である。
スロットについていうと「出る」「出ない」は、
6段階の「設定」で決める。1が「出ない」、数字があがればあがるほど
「出る」ようになっていて、6は「最高」ということだ。
つまり儲けたいと思えば全部1にしとけばいいわけだ。単純な話。
しかし、かつてならそんなことはありえない話だったのだが、
現在のスロットではオール1でも「赤字」が充分あり得る。
なんでなのか、ってゆうのは話せば長くなるわけで、
相当端折って言うと、かつては「メイン基板」のみだったのが、
4.1号機というタイプから「サブ基板」という余計なもんがついたから、
といえる。ま、大体スロットに「液晶」だの「ドット」だのがつき始めて
こうゆうしちめんどうくさいことになったのだった。
サブ基板は表向き液晶画面の演出やら音響やらをもっぱら担当します、
つーことになっとるわけだが、全然そうじゃないのであった。
ま、なんにつけ「演出過剰」気味になっている世の中の動きと
リンクしてこうゆう事態に陥ったんだろうね。
自分の趣味嗜好では、あらゆる分野において、
「演出」が「過剰」なのは唾棄すべきことがらなのだ。
江戸っ子だって、ロンドンっ子だって、
そんなことは「野暮」なことだと、遠の昔から知ってたのに、
いったいどうしちまったんだこの国は。
と柄にもなく国を憂いてしまう。もとい業界を憂いてしまふ。
大体パチンコだってやたらとリーチ演出凝りすぎだし。
うるさいっつーの。
もうなんつーか、浴衣の女子アナとか神聖なグラウンドにいれるんじゃねー、
と言った古田選手会長と同じ気分だ。ま、古田選手会長が心底そう思って
ゆったのかどうかはよくわからないが。