2003年3月8日(土) ぐだぐだ大合戦
「いままでクールにやってきたが、そろそろヤキが回ってきたな」
とかいうようなセリフがあったな。確かダウンバイローのジョンルーリー
だったかな。おれの場合は「いままでクールに」やってきてもいないし、
また「ヤキ」が回りっぱなしでもある。要するに飲み始めると止まらないのだ。
大概記憶なくすまで飲む。気づくとどこかの軒先で地べたに寝てたりとか、
日常茶飯事だ。いちばんすごかったのが、素肌に直にスーツを着ていて
シャツとネクタイがなかったってやつだな。そんなこんなで、
物笑いのタネになりまくっているわけだ。クールとは程遠い。
で、また一緒に飲む仲間も同じようなノリなので際限がない。
いっとき「酔っ払い最強伝説」についての議論が戦わされた時期があった。
靴をなくす、かばんをなくす、そして山手線を一周する、ってなことを
頻繁に繰り返していた先輩筋の人がいて、当初、
「いやいやあなたには誰もかないませんよ」と切り返し、
全体的にそれで、納得、というムードになったものだったが、
その分野でのおれの成長ぶりは中国経済並に凄まじく、
「素肌に直スーツ」以降、着々と実績を積み重ね、
もはやそのことは議論の的にならなくなってきた。
「いちばんやばいのは?」という問いを発すると、
全員が黙っておれを指差すといった有り様なのである。
ま、しかし言い訳しておくと、おれの場合はあくまで、
「自爆」系なので、人様に喧嘩を売ったり買ったりとか、
そうゆうワイルドな場面はほぼない。基本的には平和主義者だ。
ただまあ、どう考えても自分にやさしくはないな。
飲めば飲むほど、金を筆頭にいろんなものがなくなっていく。
そしてこのように更新も二日ほど途絶えたりもする。
回復力が遅くなってきているのだ。歳をとるってのがやなことだ、
と思うのはこのような時だ。で、まあ「ほどほどにしなさい」
みたいなことを言われることもままあるのだが、
「てやんでいこちとら、飲むために仕事してるんだっつーの」
と心の中で叫びつつ、「はい、気をつけます」と
小さくなって答えている。
誰かに「ぐだぐだ」になり加減を意のままにあやつれる機械とか
発明して欲しい。